入居時より車椅子の座面からの臀部のずり落ちがみられた。

何度座り直しをしても足が伸展つっぱりもあり、
ずり落ちを改善できなかった。

ある日、立位が可能な方である為歩行器歩行を開始。
同時に「椅子での食事」も行った。
しばらくすると椅子に反れくりかえっていたのに、前のめりになり食事をされていた。
自分で箸を使って食べれるようになり全粥から普通のご飯に変更することができた。
ムセもあり咀嚼もあまり見られない為、全粥を提供していたが、
それは姿勢が悪く上手く咀嚼、嚥下に繋がっていないことに気づいた。

正しい姿勢にすることにより、
座位姿勢の安定だけではなく食事形態のアップにもなった。