帰宅願望があり、離設されることが一日に何回も。
その度にスタッフ対応行うも、立腹・暴力・暴言等・・・
スタッフも手におえない状態でした。

全スタッフ交代交代での対応にも離設はおさまらず。
「家に帰る」
と言われた為、利用者様に付き添い、ひたすら歩きました。
(1時間くらいだったと。。)

その間
「疲れたでしょう?お茶でも飲みましょう」
等の、気の紛れるような言葉をかけながら歩き続ける。
休憩しながらも、
「帰る」気持ちはおさまらずで、とうとう自宅迄辿り着いてしまいました。
その日はご自宅で過ごされました。

その次の日の朝。
お迎えに伺うと「待っとったよ!」となんと!笑顔!
迎えの車に乗られましたが、暫くすると又「帰る」のくり返し・・・

それでも、その利用者様の気持ち、言われる事に付き添いました。
そうすることで、少しずつ気持ちが落ち着かれるようになりました。

後日のこと。ご家族様から
「孫の様に思っていたみたい」
「私達娘よりも貴方をみると嬉しそうに笑う」
と、お話して頂いたときは嬉しかったです。

認知症の方との接し方。
今後もっともっと学び自分自身のスキルアップにつなげたいと思う!