食事介助の方が多く、S氏の介助までに時間がかかっていた。
そんな時、自らスプーンを握り、ゆっくり食べられていた。

その様子を見ていて全くムセないことに気が付いた。

自分で本のページをめくることができる。
もしかしたら箸を使うことができるかもしれないと考え、まずは自分で箸を使用して食べてもらった。
手が止まれば声かけする。

時間がかかり過ぎて疲れてしまうと食事自体が入らず体力を落としてしまうので、一時間を目安とし残りは職員の手伝いとした。
結果としてムセがなくなり、意欲がみられるようになった。

車椅子での移動の方だったがフロアーからトイレまで歩行器にての移動に繋がった。
ご家族からも
「言葉と笑顔が増えました。来るのが(面会)楽しみです。母には、いつまでも元気で長生きさえしてくれればいいとだけ思ってました。こんなことが、まだ出来ると思ってもみなかったので大変嬉しいです。」と喜んで頂いた。