予防介護事業(栄養改善)でのこと。
管理栄養士Tさんは患者Oさんの食事の聞き取りを行いました。

Oさんは1人暮らしの男性(83歳)
奥さんが3年前に亡くなられてからはスーパーで食材を買い、惣菜を利用したり自分で食事の準備をされていました。
自分で作ることは素晴らしい事!なのですが、
どうしても栄養バランスまで考えた食事は難しく、どういった改善方法をすすめればよいか考えていました。

そんなある日。
Oさんは昔、新聞の写真を撮る仕事をされていたことに気付きます。
管理栄養士Tさんは、
「食事記録を写真で撮ってみてはどうか」と提案しました。
「自分の楽しい事、好きな事」をして頂きながら「我々も情報を得ること」ができそう!
一石二鳥の妙案でした。

早速、次の事業日。
Oさんは嬉しそうに自分で作った料理を撮った写真をみせてくれました。
管理栄養士Tさんも写真をみることでOさんの食事記録を具体的に知り、把握することが出来ました。

大成功!
嬉しそうに写真を撮る姿。
自分で料理を作る姿。
1人で寂しい環境でも食事をを楽しむ姿。
バランスよく栄養摂取して頂ける姿。
なにより健康な姿。

Oさんの目線で考えられたことが全ての始まりでした。