数ヶ月前に入院してこられたAさん。
入院してこられた当初は、少し緊張気味で私にも軽くあいさつをする程度だった。

それから毎日会う毎に、
「体の調子はどうですか」
「リハビリ頑張ってますか」など変わらぬ挨拶と何気ない会話を心がけていった。

するとある日。
Aさんから「Mさん、おはようございます」
と声をかけてきてくださり、とても嬉しかった。

さらに、「Mさん(私)、今日はお風呂の当番ですか?」と聞かれたので、
「はい」と答えると、
「あ~よかった、Mさんよろしくお願いします」
と言ってくださった。

一朝一夕に信頼関係などできません。
日々のあいさつや、日常会話を積み重ねることによって、
患者さんに心を開いてもらえるんだなということが、改めて身に沁みました。

当たり前のことと思いがちですが、
当たり前のことこそ意識してやることが大切だと思います。