「話すときは、目線を合わせて。」
と習った方は、きっと多いと思います。
保健・医療・福祉どの場面でも習う
コミュニケーションのイロハでしょう。
でも、ちょっと感じてほしいのです。
目線を合わせる時の姿勢が悪ければ、
意味が無いのです。
目線を合わせるために行った
「中腰(ちゅうごし)」の姿勢が
「逃げ腰」に見えてしまいます。
私の思い込みでしょうか?
答えはNoです。
逃げ腰に見えてしまうから、
話をしている間に、この場から逃げないように
腕や服などを掴まれるのです。
しっかりとしゃがみ込むか、
膝をついた姿勢で、腰を据えて
コミュニケーションを取ってほしい。
向き合う時間は同じでも、
向き合う姿勢で気持ちが変わるから。
業務上の姿勢というものは本当に大切です。
確かに効率やスピードを求められていると、流された感じのする姿勢で
中途半端に動くことが増えていると思います。
しかし、姿勢を正すという言葉もあるように、きちんとした姿勢で行動する方が
仕事がきちんとはかどるのです。
そして何よりも見た目が麗しいのです。
医療・介護に関わる方々だけではないですが、人と接する仕事は人に見られる仕事でもあります。
前後左右から見られても大丈夫な姿勢で仕事をするように、心がけなければなりません。
皆さん アクター・アクトレスになりましょう。
思い出しました!
学生の頃に受け持ち患者さんから「あなた方は女優でなくてはいけないよ」といわれたことがあります。
本当に、そうですね。肝に銘じます・・・・
毎日、ケア・オスカーを受賞する。
そんな気持ちで、誰かのサポートをすることが大事ですよね。
主演、助演、音響、グラフィック、監督など
チームが一丸となって、作り上げていくから面白い。
時にはスタッフでないご利用者やご家族、その他の訪問者が受賞することもありますが、それがまた自己の学びにつながる。
映画の撮影現場と同じように、
ワンシーンごとに瞬間を大切にし、
最高の物語を演出したいですよね。