最近、立続けに60代の方から相談があった。
要望と状況をお聴きすると、
レクリエーションは必要(興味が)ない。
外には気分転換で出たい。
家族としては…
家に閉じこもりになるよりはどこかに行ってほしい。
家族も仕事をもっているので、昼間一人で過ごすのは心配。等ニーズがある。
利用者傾向はまだ圧倒的に後期高齢者が占めるのだが、
50歳代~60歳代の利用者のニーズも増えている。
年齢の問題というだけでなく「多岐に渡る利用者像」と言った方が適切かもしれない。
そこで、
多様な用途を案内できる様な環境が必要だと考える。
環境とは、施設で提供するサービスまた案内ツール(パンフレット等)である。
「若い人がリハビリやレクリエーションをしている」パンフレット
「若い人向けのデイ」と見出しがあったら?
(まだまだイノベーション・革新性が足りない)
地域と繋がる、頼られる、日常になる介護を目指したい。
「今、無いもの」があれば、まずは興味をもってもらえると思う。
それがきっかけで生活環境の相談にまで繋がれば素晴らしい。
今、無いものを生み出す面白さは人を惹きつけますね。ZERO to ONE ~ゼロ・トゥ・ワン~_君はゼロから何を生み出せるか(ピーター・ティール著)という書籍を読んでいます。既存のサービスやコト。その延長線に新たな魅力を見い出せるか。誰も考えなかった、今まで思いもつかなかった、それは無理だろう!を、今は実現できる時なのかもしれません。
とても共感できるケアレシピだと思いました。「男性利用者が多いですよ」と言うが、パンフレット、リーフレットに掲載されている写真は女性利用者ばかり。「リハビリに力を入れています」と言うものの、過去にやっていたレクリェーションの様子が大きく掲載されている。これでは、本人や家族、ケアマネはきっと戸惑いますよね。施設側が打ち出したい「強み」を明確化し、定期更新しなければ、ひと昔前のファッション同様、魅力は感じないでしょう。