私は急性期病院で看護助手をしていたことがある。
11年前の出来事だが、当時のことを忘れないどころか今でも大切にしている“介護の考え方”はその時芽生えたものである。
寝たきりの男性で“しゃべれない”方がいた。その方が有名だったのは、排泄介助に入るといつも“お尻を触る”ためだった。どの職員に対しても同じ様に「タッチ」を繰り返す。職員は“しゃべれない”その男性に向かって、触られたことを抗議する様に文句をこぼすのだった。
私はと言えば、(どうせ減るものでもないし)強気の性格もあってそれを特に気にもせず、何の反応も示さないその方へ一方的に話しかける日々を過ごしていた。
数か月後のこと。
普段と何も変わらない日だったが、突然“しゃべれない”その男性が、
「ずっとあなたと話がしたかった」と発声されたのだった。
“しゃべれない”方。ではなかった。全ては聞こえていた。わかっていらした。
介護に携わる時、いつもその方のことを思い出す。思い込んでしまってはならない。
意思疎通の困難な方、認知症という病気でうまく話が伝わらない方。不自由なことが多いけれども、「わかっている」。
自分がしてもらいたいと思う関わり方ができるよう、常に心がけている。
今もこの出来事を忘れずに介護現場で働いている。
うみちゃんさん。こんにちは🎵
ケア中にお尻を触られることよくありますよね😁
そして、よく問題行動というか、セクハラで話題になります。
何回か若い女の子が、触られるって泣いて相談にきたことがあります。
人それぞれですが、私も触られて減るもんじゃないって考えるタイプですし、みんなが嫌がるその方のトイレ介助のときは、私を呼んだでしょって、我先にケアにあたっていました(笑)
◯◯さん。触りたくなったら若い子は可愛そうだから、熟女の私を呼んでねって伝えていたら、とても気に入っていただけて、みんなへのおさわりはなくなりましたよ。そして、私の夜勤に合わせてショートスティにこられるようになりました。
タッチも何らかの合図なんですよね。◯◯さんは、1度も私を触ることはなかったですが(笑)信頼できるスタッフを探していたのです。
しゃべれない人から、あなたと話したかったと言われたた時、驚きと嬉しさでいつぱいだったことでしょうね。
私まで感動しました。ありがとうございました😉👍🎶