想いは型にはまらない。
これは、私が身をもって学んでいることです。決められたことをその通りに行う大切さをわかったうえで、常識を打ち破ることを楽しみたいと思うのです。

私には、この楽しさを教えてくれた人が居ます。なんでも自分でやって魅せてくれる、昔ながらの“背中で育てる”いまどき珍しい(?)タイプの上司かもしれません。お互いPTである共通項は持ちながらも、その視点の違いには学ばせて頂くことばかり。私が一番悔しい言葉「それでいいの?(そんな程度でいいの。という意味です。)」を彼に言わせたくない一心で頑張ったことも。そして、私の挑戦をいつも見守ってくれるのです。

当施設では、利用者本位を暗黙のうちに理解し合う仲間が居ます。風土って言うのでしょうかね。
いくら一人で頑張ってもできることなど限られている。むしろ一人じゃ何もできないでしょう。介護サービスはチームで実現するもの。それほど大変な仕事だと自負しています。互いに理解し合い、助け合い、支え合う仲間が居るから、仕事を楽しめるんです。

もう昨年末のことになりますが、地域と我々介護に携わる専門職とが共同する企画(サンタウォーク:サンタに扮した参加者が街を練り歩く企画。介護を必要とする方々も車イスや介助者の同伴で共に歩きました)の運営に携わった。参加者を班毎に引率するリーダーを我々専門職が担うことになっていたのですが、先頭を歩く班のリーダーは責任重大。でも「あいつしかいない」と、私の中で決まっていました。
少しいい加減なところはあるけれど、一生懸命に利用者本位を実現しようと頑張る彼。後日『大きな声で参加者を盛り上げ、その重責を担ってくれた』と当日の様子を同班の参加者からも聞かせて頂いた。
私が教えてもらったように、今度は彼等に、想いは型にはまらない楽しさとやりがいを伝えていきたいと頑張るところ。

期待を裏切る_期待以上を生み出す・つくる。
そんな仲間であり続けたいと思って頑張っています。