私が介護の仕事をしてきて大切にしていることは、一言で表すと「人」です。
私たちの仕事は、利用者、職員、家族など「人」がいて成り立つ仕事です。
「人」と関わることが不得意で人見知りもあった私ですが、仕事をする中で「人」(利用者)の力になりたいと思い、また、時には「人」(利用者)から元気を頂き、困った時には「人」(職員)に力をもらいました。
病気をもっている利用者に対しても、例えば「認知症」の人ではなく、認知症と「人」とみることで、病気だけでなく、その人そのものに注目し、理解し、関りをもてるようになると思っています。
「この時から」といった、思い当たるきっかけは覚えていませんが、「人」として対応することができた時に、このようなことを考えはじめました。
なぜ、そんなにこだわるのか・・・。「認知症を患っていても心はある」「疾患があっても「人」にかわりがない」ことを理解できたためでしょうか。
利用者や職員など、心から「人」と関わり、お一人おひとりとの関係性を大切にしていきたいと思っています。