昨日の夕方…夜ですかね。
スマホを開いたら、不在着信が。ラインに悲痛な叫び声が。
(何かあったな…)
通勤路の途中の景色のいいところで、落ち着いて電話をかけてみました。

相手は以前の職場の介護士。18才で、この世界に飛び込んできた時、私は彼の上司で、キラキラした瞳の彼に1から介護の心を伝えてきました。

もと職場を離れて3年。今でも、時より彼の駆け込み寺になっているようです。
彼からの電話の内容は、老健の入所部長や介護主任とのいざこざ。
"俺なんかが、主任たちに、対応が大変なとき助けてくださいって意見したらいけないんですかね。利用者さんがトイレに行きたいって言ったから、他の利用者さんの見守りを頼んだら、来てくれなくて、結局ひとり、転倒して骨折された。なぜ来てくれなかったのかときいたら、おまえは、俺たちが暇だと思っているのかといわれた。"という内容でした。

その他にも、色んな話を聞いていると、今俺はこの職場が嫌でたまらない。だけど、俺が辞めたら、利用者さんを笑わせる職員がいなくなる。利用者さんのために、ケアをしたい。前みたいに(私がいたころ)、利用者さんの笑顔であふれる職場にしたいんです。と言いました。

今では職場の違うこの若者に私は何をいってあげたらいいのだろう。
海を見ながら、話を聞きながら考えた。
そして、出た言葉は…

"私はあなたと言う介護士に出逢えたことを誇りに思う。一番最初に教えた、利用者の笑顔を大切に❗というのをずっと守ってくれてるんだね。ありがとう。いろいろ話を聞いて思ったんだけど。大丈夫。あなたは間違っていない❗自分の介護に自信をもっていい" といった感じでした。
彼はいつの間にか明るい声になって、笑い声まで聞こえてきました。

"大丈夫"と言う言葉の意味。
"自分の介護に自信をもっていい"と言えるくらい成長し、がんばってる彼と話をして、私も、元気をもらっいました。施設は変わっても、まだ私を追いかけてきてる後輩が、たくさんいることを思いだし、また新たな気持ちで、患者さんに接していこうと思いました。

施設は違っても、私たちは繋がってるよ。