97歳(当時)の女性のご利用者の方(Aさん)。デイでマニュキアのレクを行っていて、紫が好きなその方は、仮設ネイルサロンの常連さんでした。
おしゃれを楽しむ姿は、ご家族も喜んでいらっしゃいました。時々ホームページでご紹介をさせてもらうなどして、遠くにいる親戚のみなさんにも共有しておりました。見ているだけでも安心が得られたようです。
そんなある日。
「今度、孫が結婚するの」と、嬉しそうに話して下さったAさん。
「花嫁さんに負けないくらいおしゃれをしていきましょう!」と、白のお花模様のネイルを綺麗に施して、目一杯のおしゃれで結婚式に参加されました。
「私はこの歳になって、こんなおしゃれを知ってしまったから、天国のお父さん(ご主人)は、腰を抜かしているかもしれないわね」と、Aさん。その言葉が印象に残っています。
90代の方は、青春時代を戦争の中過ごし、戦争が終わってからも大変な思いをして今に至って居られます。そういう背景もわかった上で、関わる大切さ。また、いくつになっても女性の気持ちを忘れない。関わりの大切さを学びました。
可愛いですね。
女の人は、爪を綺麗にするだけで気分が上がります。スゴイ事だと思います。
「心のざわめき」って大事ですよね。ある法話の中で、「喜怒哀楽は4:1:2:3」と言学びました。喜びと楽しみが7割を占める生活の演出、素敵ですね。私の心も喜びに満ち溢れました。感謝です。