脳梗塞を発症して、左片麻痺の症状が残存したDさん。
左腕は肩から指先まで全く力が入らず、立った際や歩く際に、ぶらーんと下がっている状態です。
ベッドから車椅子への乗り移りの際には、よく左手を物にぶつけられています。

そのため、三角巾を装着して、左腕を保護して生活されていたそんなある日…
「Bさん、この三角巾は不便だよ。一人じゃ結ぶことができない。」
と私に相談に来ました。

そこで私は、
アームスリング
と呼ばれる一人でも着脱可能な腕を吊る物を提案したところ
「こんな簡単に装着できる物があるなら、もっと早く相談すればよかった」
と大喜び。

「歩行時の見栄えも良く、出かける際には今でも重宝しています」と話されています。