物事に色々なコツがあると思っています。何をするにも、ただ実行するということだけではなく、「コツ」があることで”ここ”を抑えれば大丈夫、このポイントを踏まえたからうまくできた→なるほど!と考え方が変わるようなことが日々の中にはたくさんあります。
 「介護」に視点を置くと、介護にもさまざまなコツがあって、そのコツを使って技術を成したり、生活を支えたり、利用者様の思いを叶えたり、代弁したりしていくことは重くて大変ということを軽減していると働きながら感じています。
 例えば、介護技術。このコツがわかれば、自宅の介護が難しいと考えている方も楽に介護ができて、大変さが軽減され、それによっては1日でも長く在宅での生活を送ることができる場合もあるかもしれません。
お互いの負担を軽減し相乗効果することで、「もう年だから仕方がない」とあきらめていたようなことがあったならば、「まだできた。これからもできる」と生活に変化をもたらすことが可能だと思います。
 そんな風に元気になっていく利用者様と毎日関わることを通じて、自分たちは何をすべきかを考え続け、もっと工夫できるようなことはないだろうかと頭を働かせる。「新たなコツ探し」をしていくことにつながっているのだと思います。
 ただ一生懸命取り組んでいく、関わっていくということは大事なことだと思いますが、そこにはちょっとしたコツを1つか2つ合わせてみると、また違った形での関わりができて、新たに介護に対してのおもしろさや楽しさが発見されていくのもだということを多くの方にも体験し感じてほしいと思います。