世間の人は、介護は自分でやるもんだと思っている??介護を「誰でも出来る仕事」とか「3K・きつい、きたない、きゅうりょう安い」だと思っている??そんなことないよ!ってことを知ってもらいたいなあ。
介護が入浴・排泄・食事介助が3大介護と言われていた2000年以前とは全く違い、今は学問なのだ。
3大介護を行うだけでなく、人生を支援することが介護なのだ。私達はその方の人生に関わる責任を担う仕事をしている。

介護の現場でたくさんの経験を積んできたけれど、自分のふがいなさを感じる場面は少なくない。
見よう見まねであれば、もしかしたら介助はできるかもしれない。利用者さん夫々に、どのように関わる必要があるのかという個別性の根本が欠けてはならない。だから難しいし面白い。
利用者さんがどのように生きてきたのか、感じてきたのか、現状どのような状態なのか、を知ってこそ、その人に合った支援が叶う。その為には、コミュニケーション技術も活用するし、データ分析も行う。表面的な話だけでは片づけられない奥深さがそこには存在する。そこから利用者さんの望むことをしっかりと把握して対応していく。その繰り返し。

利用者さんの姿を見て、やってよかったと感じる瞬間がちりばめられている介護の仕事。多くの人たちに本質をわかってもらいたいと思う。