
当法人の診療所で毎月1回開催している「認知症カフェ『ぬくもり』」からお声がかかり、カフェを訪れていた40名ほどの方々を対象に、認知症の予防についてお話をさせていただきました。
以前、「(株)Re 学 」の 川畑 智 さんからご提供いただいた、認知機能向上プログラムのいくつかを紹介させていただきました。
これまでにも何度かこのプログラムを使わせていただいていますが、毎回みなさんに楽しんでいただけます。特に「ゆびたし算」は鉄板。確実に盛り上がりますね。
1時間のお時間をいただきましたが、あっという間に時間が過ぎ、みなさんと一緒に楽しく笑って過ごすことができました。
「楽しかったよ。」「ありがとう。」
そう言って、みなさん笑顔で認知症カフェをあとにされました。
数日後、カフェの運営者からご報告がありました。
参加されていた方のお一人は、家に帰ってからも、旦那さんと一緒に認知機能プログラムをやって楽しめたと、わざわざ報告をしに来て下さったそうです。
またある方は、地域のサロンに参加された際、そこで「ゆびたし算」を披露され、みなさんに楽しんでいただけたと、うれしそうに報告して下さったそうです。
そんなご報告を聞かせていただいて、とてもうれしくなりました。
認知機能向上プログラムによって、みんなが楽しく笑顔になる。楽しかった時間を自宅や地域に持ち帰り、自らが主体となってさらに笑顔を広ろげる。
こうして笑顔で過ごすことが、何にも増して認知症の予防につながるんだと、改めて感じることができました。
認知症カフェのネーミング「ぬくもり」良いですね。地域へのご紹介と実践も、ありがとうございます。プログラムを通じて、脳の活性化が図れることはもちろんですが、他者とのコミュニケーションが増えることが、大きな効果に繋がりますよね。不安を消し、時間を忘れ、共に笑い、再会を誓い、再会を喜ぶ。素晴らしい活動だと思います。