人の筋肉量は、20歳代後半から30歳代前半にピークを迎え,その後、年間約1%の割合で減少し、70歳代ではピーク時の5割近くまで減少します。

その中で、抗重力筋の筋肉量減少が、優位に進みます。
抗重力筋は身体を支え、関節を伸ばす作用があり、膝のサポーター、腰のコルセットの役割を果たしています。

筋肉の量減少は、歩行、バランス能力低下、変形性膝関節症、変形性脊椎症による姿勢の悪化等、様々な運動器疾患発症の要因になります。
要支援者の30%以上を占める関節疾患、転倒骨折の予防、重度化抑制に、筋力向上を。

抗重力筋の筋力向上については「60歳からの運動のしかた」レシピを参考に。