皆さん、コップの水って、どのくらい入っていると嬉しいですか?
①~③の中から選んでみてください。

①「一口分だけ」   ②「半分」   ③「八分目」

この質問をすると、全体の約53%が③を、約45%が②を選びます。

①を選ぶ方は少数で、約2%程度です。

認知症というのは、コップの水が③→②→①と減っていくように、脳神経細胞数が減少していく病気です。
私達は、認知症の方のケアを行う際には、「できない」「間違える」といった失われた水の量(消失能力)に気付きやすいですが、まだ残っている水の量(残存能力)に目を向けることが必要となります。

多くの方は、水はたくさん入っている方が良いのです。このことを十分に自己覚知し、まだ残されている残存能力に目を向けて頂けると幸いです。