脳腫瘍で全身まひ状態、残された機能は聴覚と、少しずつの食事だけ。
意識もはっきりされており、食べたい、食べたくないという意思表示も可能です。よく聞かれるのが、お茶が飲みたいという言葉です。

介護福祉士Yさんが、とろみをつけたお茶を楽のみで飲ませようとしました。
むせはなかったけど、飲み込む時口をうまく閉じれないため、思うようにお茶が飲めません。

コップから試してみても同じでした。

補助食品はストローを加えてもらって、紙パックを押すことにより、どうにか飲めました。それなら、お茶もストローを使おうということに。

長いストローを口にくわえていただきましたが、吸い込む力がありません。コップは押せません。
そこで…ストローを短く切るというお試しが始まりました。
長すぎる、短すぎる、カーブがあったほうがいい…。

最終的にはカーブのついたストローを12㎝に切って使うとちょうどいい具合です。
Sさんは、しっかり自分の力でお茶が飲めるようになりました(^_^;)