八月半ば。突然の部署異動。しかも老健から病院へ…。
看護師としての技術面等には不安はなかったが…。
【病気を持つ高齢者の方々の力になりたい】
【利用者さんの笑顔あふれる職場で頼りにしてもらえる仕事がしたい。】という、
私個人の看護師としての目標、希望は、またしても夢半ばで諦めなければならないのか…。治療も大事だが、高齢者の気持ちを大切にしながら、看護師としてケアしていく。
そんな決意を持って老健を選んで五年。
そこにはまさしく、私が求める「高齢者の笑顔」があった。
もちろん、全力投球で仲間たちと築きあげてきた空間だ。
さてさて病院に異動して一ヶ月。
どうなるものかと自分のハートを心配しながらの勤務。
淋しくなったら、老健に行って仲間や利用者さんの笑顔で、やる気チャージ!
そして一番嬉しかったのは、
老健で体調を崩して入院して頂いた患者さんが私の顔を見て、大喜びしてくださったこと。認知症があるにも関わらず「あんた、どこに行っとたっかい!やっときたな~」
と、笑顔♡笑顔♡ 最高ですね!
病院も老健も同じ。
新しい仲間と患者さんが、私にたくさんの笑顔を向けてくださる様に精一杯努力します。
突然の部署異動、職場環境が変わることによる心身の負担は、とても大きいものであったとお察しします。そんな時に、慣れ親しんだ利用者さんからの優しい言葉と笑顔は、弱ったNao.178さんの心を癒やしてくれたんですね。
看護師や介護福祉士、リハビリスタッフなどのヘルスケアに携わる私たちケアスタッフは、利用者さんや患者さんにケアを提供する一方で、私たちケアスタッフも、利用者さんや患者さんからケアされていることに気付かされました。
病院であっても老健、在宅であっても、利用者さんや患者さんと、同じ目線で関わらせて頂けるようにしたいものです。
齋田さん🎵コメントありがとうございます😄私たち
ケアスタッフがプロの技術を提供し、患者さんに心のケアをしていただいている。
たくさん困難なことがありますが、この事さえ忘れなければなんでも乗り越えられるし、たくさんの仲間に知ってほしいと思います👍
ケアレシピ読ませて頂ました。
認知症の方の記憶と言うと、障害ばかりが話題になりますが、「感情記憶」は最期まで残存しますよね。
今回のケアレシピに登場した認知症の方が、Nao.178さんの顔を認識できていても、出来なくても、これまでに良い関係性を築いているからこそ、感情記憶で、大切な人に会った感覚になるのだと想像しました。