みなさんのご自宅にはトイレにカレンダーがありますか?
漫画や好みの小物類、または詩集などを飾る方も多いのではないでしょうか。トイレには
生活の中で、ホッと息つくくつろぎの空間が訪れることがあります。そんな時、目に留めておきたいものを飾る、その代表格がカレンダーなのかもしれませんね。
カレンダーにはたくさんの情報が詰まっています。今日の予定、大切な人の記念日、季節の節目等々、生活をおくる為には欠かせないものばかり。
がしかし。
施設のトイレを思い出してみてください。カレンダーがありますか?
施設のトイレは支援を必要とする利用者さんの使用が多い為、確かに“1人でホッと息つく空間”にはなり難いかもしれません。けれども、生活支援、生活環境を整えることを仕事にする我々は、こういった些細なことから「生活」を考える必要があると思っているのです。
こんな考え方を大切に、様々な生活環境づくりを施して楽しんでいます。
個別性を重視した環境整備と、共有スペースの環境整備。どちらにも「くつろぎ空間」は存在しますよね。私たちは、スタッフ会議の中で、「自分自身が落ち着く」共有スペースとその様子について意見を出し合い、見逃しがちな「当たり前のホッ」を探すようにしています。
効果的な場所づくりをすると、必ず利用頻度が上がりますので、アプローチ後の評価もしやすいです。