自分が歩んできた道を振り返って、今の自分について考えた時。様々な人や仕事との出会いがあって、その途中にはいくつかの曲がり角もあった。しかし、その角を曲がるという選択をすることは、それまでの慣れ親しんだ居心地の良い道から、新たな未踏の道へと踏み出すことで、自分を変えて曲がりきる勇気を持てず、惰性で流されるように歩んできた。

人生の後半を指針も定まらず、このままぐずぐずと過ごして行きそうな時、その曲がり角を半強制的に曲がらざるを得ない状況に追い込まれて、出会ったのが介護の仕事だった。

でも、曲がった先にあったこの仕事は、始めてしまうとその奥深さと面白さを知ることで、角を曲がる前まで不透明だった行く先をおぼろげながらも指示してくれた。
苦しいながらも学んで、楽しんで自分を変えていければ、自分が関わる人達も少しは生活を楽しんでもらえると信じる。