老老介護、体の動きは常に介助が必要で重度認知症の妻、夜中に度々起こされ入院までした夫。
僕らは話し合いで、妻の施設入所を勧めることを提案し、それが夫婦の為だと思い込んでいた。

ある日玄関ベルを鳴らしても返事がないので、預かっていた鍵を持ってヘルパーさんと入室した。共倒れになっていないか、朝から心は穏やかじゃない…
すると、ベッドで二人手を繋いでスヤスヤと眠っている光景を目にした。

その瞬間、自分の考えていたことが間違いだったと痛感した。

こうなったら、どう老夫婦が自宅で穏やかに暮らせるかベストを尽くす方針に変えた!
長年の夫婦愛というか、強い絆を目の当たりにして、夫婦の形を見習う気持ちにもなった。
そして僕ら介護のプロフェッショナルは、
経験則が邪魔になったりすることもあると反省だ。
日々勉強!!!!