以前、入居されていた施設で入浴拒否や威圧的な態度であったと情報あり。
当設に入居されても表情険しく、特定の職員の話にしか耳を傾けてくれなかった。
携帯電話を持参されており、気に入らない事があると、娘さんに電話され娘さんより意見要望を聞くようになった。

本人の体調も思わしくなく入居してすぐに入院されたりと、なかなかコミュニケーションを密にとれず信頼関係を築くことが難しかった。
スタッフ間で話し合いを重ね
「体調が悪いからイライラするのでは?、奥様に対する職員の態度の考え直し」
等を検討した。

退院されてから、
不安を除くために病気や奥様の様子等、会話をするために訪室を多くした。
同時に遠方にいる娘さんに本人の様子や両親が2人で仲良く食事をされている様子を画像でメールしたりした。
本人の誕生日には奥さんとお祝いできるように、食べたかったお寿司を出前してもらい一緒に食事してもらったりした。

そんな中で入浴拒否もなく照れくさがりながら感謝の言葉をいわれるようになり、笑顔も増え職員も訪室したがらなかったところがあったが自然に訪室するようになった。

娘さんにも苦情ではなく職員に対しての感謝の言葉を伝えられるようになった。
職員も「気難しい、やっかいな人」だけではなく、そんなにをいかに信頼してもらうには、どうしたらいいか考えるところがでてきた。