介護度はついていないけれど、少し虚弱であったり健康不安のあるかた、一人暮らしで閉じこもりがち…そんな高齢者のかたのあつまれる「いきがいデイサービスセンター」ではたらいております。
ご利用者の方々と過ごす毎日、感じたことを少しずつ書いていきたいと思います。
今日は、午前は「介護予防体操」、午後は「習字」という日。でも、皆さんそれぞれに思い思いのことをして過ごす自由度があるのが、ここの特徴です。
そんな中、介護予防体操参加者のRさん、「ここに来ることで元気になってきたので、利用者の皆さんに「ハンドマッサージをしてあげたい」と。
元々、プロとしてなさっていたかた。大病後でしたが、ここに通い始め、そんなお気持ちを取り戻してきたのです。『いきがい』になればと思い、午後の時間でやっていただくことにしました。
まだ65歳のSさん、80~90歳代のご利用者のかたがたに語りかけながら、丁寧にあたたかく、マッサージを施してくれます。
利用者のかたがたにも大好評。Sさんも、ますますイキイキされてきました。
他にも、80代のKさんには「ペーパークラフト」の指導者をしていただく日を月に2回設けています。少し体調を崩した時も、この日を目標に体調を整えて、頑張って復帰してくださいました。
いきがいデイサービスセンターで働くようになり、『いきがい』ってなんだろう?と考えるようになりました。高齢者のかたにとっても、自分にとっても・・・。
『誰かを喜ばせること』
高齢者のかたにとってもそうなんだな、と改めて感じました。
こんな機会をもっともっと・・・。
「ご利用者が指導者。ご利用者がボランティア」正にこれからの通所のあるべき姿ですね。
お一人おひとりの好きなことや、得意なこと、できることを活かして「居場所づくり」をする。田上さん、さすがプロですね。
「居たい場所で、したいこと。」究極のくつろぎ空間の演出家ですね。施設の中でも、地域の中でも、家庭の中でも、仕事の中でも・・・。たくさんみつけて、充実した生活を送る。いろんな場面に、いろんな居場所があると「帰りたい」が減ること間違いなし!でしょうね。
『誰かを喜ばせること』
これを楽しむことは人の本質なのでしょうね。1歳の次男は4歳の長男におやつをお裾分けして「ニンマリ」しています。もらってもらうとパチパチと手までたたいて。
歳を重ねるごとに出来ることが少なくなっていく、と思われがちな高齢者の方々。本来は、積み重ねたたくさんの経験を持っていらっしゃるわけで。それを活かしてくれる環境に居る方々は幸せでしょうね。